就活生、転職者に!/『残業ゼロで年収を上げたければ、まず「住むところ」を変えろ!』レビュー

キャッチーなタイトルに惹かれて手に取ったこちらの本。

残業ゼロで年収を上げたければ、まず「住むところ」を変えろ!
著者:千田琢哉
発行:株式会社 学研プラス
初版:2017年3月14日
本のサイズ:190mm×130mm×18mm
Live in Safety的オススメ度:★★

著者は、東北大学教育学部教育学科卒。
大学時代、「文筆家になって死ぬまで本を出し続ける」という志を抱き、充実したプロフィールをつくるため日系損害保険会社本部に就職し、その後、多くの著作者を輩出するコンサル業界に転職。
大手経営コンサルティング会社勤務を経て現在は夢を実現し、著作は本書で138冊目。
夢を叶えている著者が『環境が重要』と唱えています。

すでに立証されているように、成功は「才能」と「環境」で決まる。

ビジネスではないですが、スポーツ界も才能だけあっても、良い環境に恵まれないとなかなかワールドレコードクラスにはいけないですからね、納得です。
著者は、サラリーマン時代、勤務先から自転車で1分の場所に住んで仕事で圧倒的な実績を積み、今は、住所を見て相手の反応が変わるという南青山にお住まいだそうで、環境があってこそ今がある、との信念を実践しています。

とにかくお金を稼ぎたいなら、扱う金額の桁が高い業界に転職する。
もちろん、サラリーマン時代に大きな金額を扱ったことがある人が、必ずしも大きなビジネスを展開しているわけではない。
だが、大きなビジネスを展開している人の多くは、サラリーマン時代から大きな金額を扱ってきた人たちばかりなのだ。

あっちゃ〜、私が勤めている業界は単価低いです〜
著者は、金融業界、住宅販売会社、高級外車販売店を薦めていますが、自分の専門性とはかけ離れた業界。。
あっ、でも独立する人向けの話かしら?

最初から100万円を目標にすると、人はそれに少し達しない結果で終わる。
1000万円を自分の目標にして動けば、もし20%しか達成しなくても200万円だ。
200万円やれば、会社からは「今月よくやった」と確実に褒められる。

著者は、『うっかり桁違いの話をして周囲にドン引きされたこともあった』そうで、サラリーマン時代に実践していた発想法だそう。
いやはや、10倍の発想、勉強になります。
自分の立てる目標の低さに反省。

この本、これから就活をする大学生や転職を考えている若い人にはオススメかもしれませんね。
勤続20年、30年となってくると、環境を変えたくても変えられない事情が出てきてしまいますからね。
本は厚さ18mmとそこそこ厚いですが、文字は大きいですし、行間も広く改行も多いので、読む分量はそれほど多くありません。
気楽に、あっという間に読めてしまう一冊です。
しかし、、、、今は販売期間が終了しています。
絶版のため、Amazonでも楽天ブックスでも、もう販売されていません。
初版が先月なのに、もう販売終了ってどういうことでしょう?
自費出版で、用意した初版が完売したから終了ってことでしょうか?

学研プラスの自費出版の検索では出てきませんでしたが、学研プラスで20冊近く出されているようです(この本の巻末にある著作リストで確認)ので、何か契約があるんでしょうね。
著者はラクに超速で本が書けるそうですので、さっと書いて、パッと売って、次を書いて、、、なんでしょうかね。
著者のオフィシャルブログはこちら

http://senda-takuya.com/blog/category/assyuku/

あっ、2017年4月28日付で141冊目を発売した、と書かれています。
『残業ゼロで年収を上げたければ、まず「住むところ」を変えろ!』の初版が2017年3月なので、月に2冊ペースで本を書かれていることになりますね。
ちなみに、1年間の著作数世界一とギネスで認定されたのは、大川隆法さんということになっています。→Wikipedia「書籍に関する世界一の一覧」
大川隆法さんは1年で52冊ということなので、月に4.3冊。
千田さんも倍のスピードで書けば、ギネスも夢じゃないですね!

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