Softbankの孫社長、ビジネスでの活躍はよく耳にしますが、子供時代のことは知らなかったため、読んでみたこちらの本。
孫社長と30年来の付き合い、という著者が、事実をもとに少々脚色を加えて、孫社長の子供時代を物語風に仕立てています。
小学校高学年から中学生くらいが読みやすいように、大きな文字でふりがな付きです。
高校を3週間で卒業!?
ビジネスでの活躍も破天荒で目を見張る物がありますが、子供時代もすごかったんですね。
父親が病気になり、一刻も早く事業家になって家族を助けたかった正義(まさよし)少年。
九州で一、二を争う進学校である久留米大学附設高校に進んだ後、英語研修ツアーで訪れたアメリカで国籍も年齢も関係ない世界に衝撃を受け、高校を退学してアメリカに渡ります。
アメリカの飛び級制度と検定試験を使って、な、な、なんと3週間でアメリカで編入した高校を卒業してしまいます。
検定試験では、前代未聞の辞書持ち込みと時間延長を教育委員会に認めさせ、通常午後3時に終わる試験を午後11時までかかって合格を勝ち取ります。
やることなすこと規格外。想定以上。
アメリカで大学に進んでも、勉学に邁進しながら事業のネタを探したエピソード、すごいです。
もともと在日韓国人の家に生まれた孫社長が、日本に帰化して「孫」という苗字を名乗ることができるようになったエピソードもすごいです。
この本を中高生が読んだら、感化され、触発されるんじゃないでしょうか。
子どもには、世界の偉人の伝記を読ませるのが良いと言われますが、日本で育った、しかも最近の人の伝記の方が、身近に感じるでしょう。
我が子が本を読めるようになったら、是非読ませたいです!
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