(1)捕獲編/カブトムシ飼育記録

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カブクワ採取(1日目)

2017年7月中旬、関東某所の山林に、1泊2日でカブトムシとクワガタ採りに出掛けました。
夫によると、子供の頃は樹液の出ている木がたくさんあり、カブトムシもクワガタも採れ放題だったそうですが、最近は、めっきり数が減っているようですね。
地元の人が「クワガタはいるかもしれないけど、カブトムシは見かけないねぇ。」と言っていて、あまり期待できない状態でした。
夫は、絶対採る!と意気込んでいましたが、私は「まぁ、採れなくても都会育ちの息子くんの情操教育にはなるだろう。」くらいの気持ち。

現地に到着し、まずは河原で魚獲り。
予想外にザリガニがたくさんいて、息子くん大興奮!
都会では見ることもないくらい、大きなザリガニがウヨウヨ。。
捕獲は夫の役目。
息子くんは怖くて触ることもできませんでしたが、それでも息子くんの狩猟脳は満足したようです。

さて、夕方になり、山林へポイント探しのためにGO!
虫除け対策もバッチリです。
虫除け対策の話は↓で。

敏感肌の息子に!/今年の夏はイカリジンで蚊除け対策
乳児、幼児にはイカリジン配合の虫除けスプレー。敏感肌の息子でも安心して使えます。

カブトムシ、クワガタは夜行性ですから、日没から日の出までが採取に適した時間です。
日没になってから、樹液の出ている木を探すのは大変なので、日が出ているうちにポイントを探しておきます。

息子くんは、バッタやらトンボやらコガネムシやら、次々出てくる昆虫に心を奪われはじめました。
なかなか上手に捕まえては、せっせと虫かごへ。
成長を感じます。

夫は、地元の人が教えてくれた場所を中心に樹液が出ている木を探します。
樹液が出ている木は、独特の香りがします。
なんと言うか、「ムシ!」という感じの匂い。
これじゃあ、全然伝わらないですが。。。
あえて言うなら「甘酸っぱいような」匂いかしら。
夫は、樹液が出ている木の周りの木に昆虫ゼリーを擦り付けています。
ネットでは、バナナトラップなるものが紹介されていましたが、匂いが強烈ということで持ち運びの都合で断念。

夫が息子に声を掛けます。
「落ちるの、見てて〜!」
夫が木を蹴ると、何かがボトっと落ちました。
息子くんがすかさず、落ち葉の中から、3cmくらいのコクワガタのメスを取り出しました。
息子くんの目ざとさにはいつも驚かされます。
いやぁ〜、こんな小さなクワガタ、よく拾えたなぁ。。
ちなみに、カブトムシは足の力が強いそうで、この方法では落ちてきません。

いったん宿泊先に帰還。
移動と遊び疲れで、息子くんはもうダウン寸前。
夜の昆虫採集は、夫だけで行くことになりました。

カブクワ採取(2日目)

日の出前にもう一度、出かけようとした夫。
その動きに気がついたのか、いつもは爆睡している時間にムクっと起きた息子くん。
一緒に行く!と言い出しました。

昨晩は、夫が一人で山を周り、昆虫ゼリーを塗った木のくぼみに頭を突っ込んでいたカブトムシのメスを採っていました。
それから、コクワガタのオスとメスも1匹づつ、木にいるところを捕獲できたそう。
カブトムシのオスも、採れるといいなぁ。

昨晩の戦果を見たり、支度をしているうちに時間がどんどん過ぎ、山に入った時には周囲がだいぶ明るくなっていました。
もう昆虫達も隠れてしまったかなぁ、とあまり期待せず山の中を進みました。

「あっ、いた!」夫が声を上げました。
木のくぼみにコクワガタのオスがいたようです。
息子くんに採らせてあげようと、息子くんを抱き上げているうちに、木の奥に入り込んで見えなくなってしまいました。
「木のくぼみが、こんなに深いと思わなかった。。。」
残念そうな夫。

日も出てしまったし、昆虫も見当たらないからもう帰ろう、ということになったのですが、諦めきれない夫。
「一番樹液が出ていた木をもう一度見に行ってくる」と。
戻ってきた夫の手には、カブトムシのメスが。
執念を感じました。

ということで、今回のカブクワ採取旅行の成果は、カブトムシのメス2匹、コクワガタのオス1匹、コクワガタのメス2匹でした。

Youtubeを見ると、モリモリ採れる動画が多いですが、現実はそんなに甘くないですね。
スポットが悪かったように思います。
息子くんの読み聞かせで使っているこちらの本↓には、『シイタケを栽培するためのほだ木をならべてある雑木林は、人の手が入っているのでカブトムシに出会えます』とありました。

今森光彦さんの「やあ!出会えたね」の昆虫シリーズ、息子くんが大好きで何度も読まされます。

最近、雑木林はあるけれど、カブトムシが見つからない、ということをよくききます。
それは、幼虫のすみかになる腐葉土おき場や朽ち木おき場がなくなったからです。
それと、もうひとつの大きな原因は、雑木林に人の手がはいらず、放置されっぱなしで、ノイバラなどがはびこって空間を占領しているからです。
がんじょうな体のカブトムシといえども、のびのびと飛べない雑木林は嫌います。

今回行った山林は、人の手は入っていたけれど、人の手が入りすぎていて、山というより半分畑のようなところだったので、樹液の出ているクヌギやコナラの木がほどんどなくなっていた、、という感じでした。
来年は、スポット探しを頑張らねばっ!

さて、続きはこちら↓

(2)成虫飼育・産卵編/カブトムシ飼育記録
野外で捕獲したカブトムシのメス。1匹飼育で産卵に成功!

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