結構大変なのね・・・/『保育者1年目の教科書』レビュー

保育者を目指しているわけではありませんが、子供を保育園に預けている親として、保育者ってどんな職業なんだろう?と気になって読んでみたこちらの本。
全編マンガでスラスラ読めます。

この本での保育者とは、保育園で働く保育士、幼稚園で働く幼稚園教諭のこと。
子供を保育園に預けるようになって、保育者という言葉をよく聞くようになりました。
保育園で働いている人が全員、保育士の資格を持っているわけではないので、保育園の先生自身が保育者という言葉を使うんですよね。

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保育者は常に見られている。

学校の先生でも塾の先生でも言えることだろうと思いますが、休日に出歩いていると「あっ、先生だ!」と見つけられてしまって大変ですよね。
この本では、こんなアドバイスが。

朝、登園途中にボサボサ髪でいかにも眠そうに歩いていたり、帰りにコンビニで買い食いしたり。
そんな保育者の姿を保護者は見逃しません。
また、休日に園とは別人のように派手な格好で、デートではしゃぐところを見られてしまい、園にクレームが来た事例もあります。
たとえ勤務時間外や園外であっても、保護者や子どもたちにとっては、あなたは「◯◯先生」なのです。
園とは違いすぎる態度や服装のあなたを見たら、せっかく築いてきた日ごろの信頼は揺らいでしまうでしょう。
いつでもあなたを見る目があることを意識し、恥ずかしくない行動をしましょう。

そんなに肩肘張らなくてもいいとは思いますけどね。
こちらの本、保育者に限らず社会人全般に言える良識を求めている感じです。

子どものけがを必ず報告

「些細なけがでも、気づいたらまず直属の上司に報告しましょう。」とこちらの本。
息子くんが通っている保育園でも、小さな怪我でも逐一報告してくれます。
お迎え時に伝え忘れたから、ということで電話までもらったこともあります。
傷も大した事ないから、そこまでしなくても、と思いますが、怪我については訴訟問題に発展することもありますからね。
保育園側も子どもの怪我の取り扱いは慎重に、というのが基本なんでしょう。

こちらの本、身だしなみから先輩や同僚との付き合い方まで、新人が直面するであろうシーンが丁寧に描かれています。
監修が昭和女子大学総長と千葉経済大学短期大学部こども学科教授のお二人、ということもあり、新人像が綺麗すぎるきらいもあります。
こんな聖人みたいな新人を求めなくても・・・
主人公の新人が眩しすぎる・・・
という感じもしますが、保育園&幼稚園の先生になりたい、という学生さんが希望を持って読む本には良い本でしょう。

マンガはrikkoさん。
癖のない絵で、新人保育者がよりキラキラして見えます!
rikkoさんのブログはこちら→http://rikko1570.blog.fc2.com

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