公文の宿題をなかなかやってくれない。
家庭での学習習慣がちっとも身につかない。
未就学児だからしょうがないのか、、と諦めていた時に読んだこちらの本。
著者は元小学校教師。
指導した子ども達が百人一首の県大会で優勝・準優勝・3位を独占。受け持ちの学年、クラスが入れ替わっても同様の結果。その指導は、保護者にも支持され「移動しないでこの学校に残ってほしい」と署名を集めて校長に提出に行くほどだったそう。
現在は、横浜市でふくしま国語塾の主宰をされています。
ちなみに、塾は東戸塚駅近くですが、自宅からドア・ツー・ドアで片道75分(小学生の場合)を超えると入塾資格が無いのだそう。
勉強は楽しいこと!?
勉強は苦しいことではなく、楽しいことに変えられる!と力説する著者。
勉強を楽しくするには、ゲーム化が一番!
こちらの本には、勉強をゲームに変えてしまう極意が紹介されています。
著者は、ゲームがプレイヤーを夢中にさせる要素を①明確な目標、②明確な方法、③明確な評価と分析しています。
「明確な」というところがポイント。
明確さをどうやって生み出すか?
それは、ズバリ限定すること。
目標を限定し、方法も限定する。評価も数値化させて具体的に限定する。
二重跳びができない子供に対して、福島先生なら。
「じゃあ、一重とびだけで練習しよう(方法の限定)。
途中でつっかえても、その場ですぐとび直してもいいよ(方法の限定)。
とぶのは、30秒だけでいいよ。ただし、80回以上とぶんだよ(目標の限定)。
じゃあ、よーいどん!」
さて、結果は、30秒間に68回。
「がんばったね。68回だったよ(評価の限定)。
あと12回だったね。80回はちょっと遠いね。じゃあ、次の目標は少し下げて70回だな。あと2回だけ増えれば次のステップだ(目標の限定)。」
限定する場合も、ラクすぎるものやムリすぎるものを設定しても長続きしない。
スリリングなラインを設定することが重要。
しかも、限定がマンネリではこれまたやる気が低下してしまう。
変化をつけることも重要。
こちらの本の後半は、国語、算数、理科、社会での具体的なゲーム化方法が書かれています。
著者が元小学校教師ですから、学習の内容は小学生向けですが、こういう限定方法があるのかぁ、こういった変化のさせ方があるんだな、と参考になるものばかり。
ウチの目下の悩みは、公文の宿題。
これをどうやったらゲーム化できるか。
この本を、もう2、3回熟読して、考えてみたいと思います!
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