糖尿病が多い我が家系。
私自身も妊娠中に妊娠糖尿病になりかけました。
糖尿病は怖い、となんとなく考えているものの、特に生活に支障がないので甘いものを控えたり・・・は、なかなか出来ていないですね。
何もしていない自分にムチを打つために、恐る恐る読んでみました。
なぜ糖尿病は怖いのか、最初にガツンと事例が紹介されています。
失明寸前になってしまった40歳女性、足の指を切断することになった50代男性、発症から30年目で人工透析となった60代男性。
働き盛りの年齢じゃないですか!?他人事ではないです。
自分の血糖値・・・知りません。
自分のHbA1c値(ヘモグロビンエーワンシー:赤血球中のヘモグロビンのうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値)・・・知りません。
定期健康診断でほとんどA評価なので細かいところまでは確認していませんでしたが、定期検診では測定されないこともあるのだそう。
まずいですね・・・
ストレスで血糖が上がる
実はストレスも糖尿病の要因になります。
ストレスで血糖が上がる原因は副腎皮質ホルモン(ステロイド)にあります。
ストレスを感じると対ストレス反応として副腎皮質ホルモンが分泌され、インスリンの効きが悪くなります。
そうすると当然血糖は上がります。
糖尿病の患者さんで、職場のストレスを強く感じ、一気に血糖値が上がった方がいました。
これを受けて、体内の副腎皮質ホルモンを調べたところ、やはり多く分泌されていたのです。
その後、その方はストレスのため求職されました。
すると、それに呼応するかのように副腎皮質ホルモンが減り血糖値が下がったのです。
休職中にジムに通ったことも要因の一つですが、副腎皮質ホルモンの値も減っていることから、ストレスの軽減が血糖値改善に役立ったといえます。
ちなみに、精神的なストレスだけではなく、怪我や手術の痛みなど、肉体的なストレスが増えても副腎皮質ホルモンは増加します。
知りませんでした。
糖尿病対策として食事制限と運動をしていればいいわけではないんですね。
ストレスも無いように生活しないと。
とはいえ、仕事を辞めるのは難しいですが。
面倒な食事管理は?
さてこちらの本、自分の適正エネルギー量の求め方やカロリー計算方法も紹介されています。
やはり糖尿病予防には食事の管理が必要だそう。
でも面倒なんですよね。これが出来ないんですよね。
そんな人には、、とアプリも紹介されいます。
こちらのサイト、PCやアプリで簡単に食事の記録をするだけで管理栄養士のアドバイスが受けられる無料のサービス。
私も早速アプリをダウンロードして登録しました!
このアプリ、ダイエットを目的としたアプリなので、登録時に必要に応じて目標体重を入れるのですが、なんと!痩せすぎに判定される体重は入力できないようになっています。
素晴らしい。
だいたい女性は、痩せすぎくらいの体重を目指してしまうものです。
かくいう私も痩せすぎ体重を目標としようとしてエラーに気が付いたわけですから。
食事メニューの入力は少々面倒ですが、1日の摂取カロリーが目標とあっているか、足りない栄養素がないかが分かります。
ちなみに、昨日の摂取カロリーは目標を軽く超えていました・・・
これでは痩せないわけです。
アドバイスを見ると、脂質、飽和脂肪酸、塩分が過剰で鉄分、ビタミン類が不足。
食事を見直すきっかけになりました。
血糖値を継続的に測る
血糖値を測定する、というと、指に針を指して痛い思いをするイメージ。
こちらの本では、指先穿刺なしの最新装置「FreeStyleリブレPro」が紹介されています。
装着方法は簡単で、丸いセンサーを上腕に取り付けるだけ。
装着時の痛みはほとんどないそう。
取り付けたまま運動や入浴、睡眠など通常と変わらない生活を送れ、最長14日間、15分毎に血糖値を測定してくれます。
保険も適用されます。
こういった面白い機器があるなら、病院に行ってみたいと思えますね。
著者は東京都杉並区阿佐ヶ谷駅前で「駅前つのだクリニック」を開院しています。
こちらの↓オフィシャルサイトには、著者の顔写真も掲載されていました。
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