我が子はまだ未就学児ですが、中学受験を考えている我が家、予習のために読んでみたこちらの本。
著者は、開成中・高・東京大学卒で、個別指導塾TESTEA(テスティー)の塾長をされている方。
中学受験は親子の二人三脚でなければ乗り越えられない、と言う著者。
お母さんはぜひ、受験に挑むお子さんの伴走者になってください。
特に中学受験においては、精神的に未熟な小学生に対し、自主性に任せて受験勉強をさせるのは酷な話です。
母親のサポートの充実度が、合否やその先の人生の充実度を大きく左右すると言っても過言ではありません。
子どもが本来持っている好奇心を刺激したり、成績が伸びずに落ち込んでいるときに励ましたり、ダラダラしているときに叱咤したり、こうした当たり前のこともまた「母親力」です。
ウチは共働きなので、親の手がかかる小学校受験は無理だなぁと思っていましたが、中学校受験も結構親の負担が大きそう。。。
伴走者として親ができること
子どもに寄り添うだけではダメなようです。
こちらの本では、勉強面でのサポートも求めています。
- まちがいを管理する「母親力」
- 失点の原因を認識する「母親力」
- 悲しい失点を防ぐ「母親力」
- 覚えるまでやらせきる「母親力」
- 正しい復習法を教える「母親力」
- スケジュールを管理する「母親力」
- 計画を修正する「母親力」
- 過去問に振り回されない「母親力」
例えば、記憶のメカニズムに沿った学習スケジュールを立ててあげる。
1日後に1回目の復習を入れる。
そして、2度目の復習は約1週間後、その次は約1ヵ月後というように、記憶が定着するようスケジューリングする。
こちらの本では、著者のご両親に子育てを振り返ったインタビューも載っています。
著者は、小学生の時、進学塾SAPIXで3年連続1位をとり、「10年に1人の逸材」と言われたそうですが、ご両親のインタビューでは、母親が学習面でもしっかりサポートしていたからこその成績であったことが垣間見えました。
母 とにかく復習だけはしっかりやらせていました。
私がやっていたのはその管理だけ。
これは塾に通い始めてから受験まで続けました。
分からない状態で塾へやると、分からないことが膨れてしまいますから。
復習をしっかりやっていたのは、そうならないためです。
ちなみに、著者が主宰する個別学習塾TESTEAの講師の方々も、親との関係性を振り返った体験談が載せられています。
どのご両親も子どもがやりたいようにやらせてくれつつ、要所要所でサポートしてくれたようです。
親もサポート力を磨くよう努力しなくては、ですね。
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