子供にドリルを買うが好きな夫。
KUMONのドリルや、こぐま会のドリル、学研のドリル、ダイソーのドリル・・・いろいろやりました。
スイスイ進んだドリルもあれば、途中放棄のまま進んでいないものもありますが、店頭に置いてある対象年齢のドリルはほとんど買ってしまったので、最近、Amazonで高評価だったこちら↓を買ってきました。
対象年齢は年中〜小学1年。
未就学児の息子くんにちょうどよいレベルです。
中を開いてびっくり。
これ、Think! Think! (シンクシンク)じゃないですか!
Think! Think! とは、花まる学習会が出している無料の知育アプリ。
数ヶ月前に、ネット検索で知って、子供と一緒に遊んでいたものです。
もともとは月額1,600円の有料アプリだったそうで、クオリティーが素晴らしい!
壁の穴にブロックが通るかどうか考えたり、空白に埋まる図形はどれか考えたり。
1つのゲームが3分で終了し、1日3ゲームまでしか出来ないので、未就学児にはぴったりの学習時間。
毎日とはいかないですが、スキマ時間に息子くんと一緒に楽しんでいます。
なぞぺ〜とThink! Think!の違い
なぞぺ〜をよく見ると、著者はThink! Think!と同じ花まる学習会の方。
巻末にも小さく『「花まる学習会」から生まれたアプリ教材「Think! Think!」は、本書の補助教材としてご利用いただけます。』と書いてありました。
Think! Think!は無料だし、わざわざドリルを買わなくてよかったんじゃない?と思いつつも、子供にやらせてみると、アプリにはない良い点が見えてきました。
アプリは、1ゲーム3分と時間が決まっているので、瞬時に回答を出すことが求められます。
例えば、ブロックが穴に通るのか通らないのか、1問数秒のペースで回答し、回答できた問題数が点数化されます。
じっくり考える時間はないので、感覚で答えていくことになります。
図形を右脳でとらえて瞬時に答えを出す能力が高まりそうなので、それはそれで良いのですが、すぐに分からない問題は子供が焦ってしまいますし、問題を間違えてもすぐに次の問題になってしまうので、どう間違えたのかよく分からず進んでしまう、ということがあります。
その点、紙のドリルは、時間制限はないので、じっくり取り組むことが出来ます。
問題は、Think! Think!と一緒のものもあれば、そうでないものもあります。
アプリと同じ問題はサッサと解けてしまいますが、ん〜と大人でも考えさせられる問題も入っています。
前書きで著者はこんなことを書かれています。
たくましい思考力をもっている人は、「自分で考えることが面白い」と信じています。
子どもたちにもそうなってもらうためには、問題を考え抜いて「あ、わかった!」というひらめきの体験を味わうことが大切なのです。
「わかっちゃった体験」は、計算や作業では味わうことができない快感をともない、その後自発的に学習を進めていくようになるための重みのある原体験となります。
問題を解くことによって直接的に数理的思考を伸ばすことも大事ですが、面白い問題に親しみ、解けたことの喜びを通して数理的思考を好きになることのほうが、ずっと重要なのです。
そのような視点から、教育の現場で子どもたちがぱっと見ただけでわくわくし、解いて楽しいと感じてくれた問題を厳選しました。
著者のお考えに激しく同意です。
難しめの問題は、すぐに「分からな〜い。ママ教えて〜。」と言ってくる息子くん。
「ん〜、ママも分からないなぁ〜」と考え込むフリをして一緒に問題を眺めていると、「あっ」と小さく叫ぶ息子くん。
そして、ワクワクした顔で鉛筆を走らせ、「できた〜!」と嬉しそうに喜ぶ息子くん。
こういう喜びは時間制限のあるアプリでは、出来ないですからね。
作業中心のドリルも大切ですが、考えさせてくれるこういったドリルもこれから織り交ぜていきたいですね。
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