平仮名、カタカナ、数字を覚えるのは順調に進んでいたのに、最近、ドリルを全然やってくれなくなってしまった息子くん。
未就学児だからしょうがないか、無理強いするのも良くないし、と諦めかけて時に出会ったこちらの本。
今の悩みに、一筋の光が見えてきました!
勉強で遊べばいいのか!
その具体的方法を教えてくれる一冊でした。
「ひらがな」はやらなくてもいい!?
衝撃でした。
数字と平仮名は、どの幼児教材でも共通で初めに学習するものでしょう。
でも、著者は「幼児にとってひらがなは覚えにくいもの」「他人と差がつくものをやろう」というのが著者の意見。
いずれは誰でも書けるようになるひらがなに時間とお金をかけるよりも、誰でも当たり前にできないことに時間とお金をかけたほうが、より合理的で、受験にも勝ちやすいと考えられるのではないでしょうか。
たとえば中学受験で、ひらがなや数字の書き取りが問題に出ることはありません。
出題されるのは、漢字や慣用句、四字熟語、地理や歴史、植物や月の満ち欠けなど。
たとえ中学受験をしなくても、ほとんどのお子さんは、高校受験を経験します。
漢字や慣用句や四字熟語、地理や歴史、植物や月の満ち欠けは、高校受験でも出てきます。
「確実に出題されるとわかっているものをやらないのはもったいない」と思いませんか?
年齢に合わせた目先の勉強よりも、「この勉強はどこにつながっているのか?」を考え、必要な勉強に時間を使ってみてはいかがでしょうか。
目からウロコでした。
もう息子くんにドリルをやらせるのは止めよう!
どうやって勉強を遊びにするか?
巻末に部首ポスター、日本地図ポスター、歴史人物カード植物分類表、英単語ポスターの付録が付いています。
勉強を遊ぶスタートにお勧めなのは、漢字の「部首」、と著者。
小学生の男の子が一番嫌がる宿題は、漢字の書き取りです。
しかもこれは、6年間続くものです。
さっさとやれば10分で済む宿題に1時間以上かけて取り組む男の子と、そんな様子にイライラするお母さんの攻防戦ー。
もしかしたら、今まさにそんな経験をなさっている方もいるかもしれません。
しかし、「部首遊び」を始めることで、そんな悩みがあっというまに吹き飛びます。
苦痛だった漢字の書き取りに前のめりになって取り組むようになるお子さんを、これまで何人も見てきました。
漢字の宿題に手を焼きたくなかったら、今すぐ「部首遊び」を始めてください。
体験談もいくつか載っていますが、このポスターやカードを使い始めている最年少は3歳。
息子くんが始めるにはピッタリです。
巻末の付録は厚紙で出来ていて良いのですが、壁に貼るには小さいサイズ。
コンビニでA3に拡大してカラーコピーしました。
さて、著者は、一般財団法人日本親勉アカデミー協会代表理事。
学習塾を10年主催した後、勉強を遊びに変えてわが子に与える家庭教育法「親勉」を提唱し、一般財団法人を設立。
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