怒らない母親になるには!/『つい怒ってしまうときの魔法の言い換え』レビュー

長男が東大、次男は京大、長女はイギリス留学という子育てプロママが書いた本。
幼児教室ひまわりのメールマガジンで河村京子さんを知り、著書を読んでみたくなりました。

著者は、結婚後出産するまでの5年間で教育書・育児書約2000冊を読破。
その中で、怒りへの対処方法も学び、怒らない子育てを実践されたそう。
その結果、どうなったか?

子どもたちは母親に怒られることがないので、びくびくすることはなく、のびのびと行動することができたようです。
突拍子もないことをしても、たしなめられることはありますが、怒られることはないのでいつも新しいアイディアを考え、みんなをびっくりさせることを考えて成長したようです。
長男は東大に進み、小さい頃からの夢であった起業家になりました。
次男は、小学生の頃から大好きだった数学を学び極めるために京大で数学三昧の毎日を過ごしています。
娘はまだ高校生ですが、中学生の時から、イギリスへ留学し、日本と世界の架け橋になるために、これから自分に何ができるのかを模索中です。
私の子育ての結果はまだ出てはおりませんが、「怒らずに子育て」をしたことで、子どもたちがのびのびと自分のやりたいいことを見つけられたことは確かなようです。

この本では、1〜3歳、4〜6歳、7〜9歳、10〜12歳、13歳〜の3歳刻みで、つい怒ってしまいそうな、子供のあるある行動例を挙げ、そんなときの発想の転換方法を教えてくれます。

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朝になっても宿題をやっていないっ!

宿題をなかなかやらない。
これは小学生の親共通の悩みではないでしょうか。
「どうしてやっていないの!」と怒ってしまいそうです。

思春期までに子どもには「自分はやればできる」というセルフイメージを持たせることがいちばん大切なことです。
私は宿題をするしないよりも、大切なことだと思っています。
だから、「あなたはできる子よ。今日はたまたまたできなかっただけよ」と言ってあげましょう。

なかなかこんな風に冷静に言うのは難しい気もしますが、この本を手元に置いて読み返していれば言えるようになるのかもしれません。

怒ってもブレない子育てをすることが大切

振り返ると、私自身の母親はヒステリックに怒ってばかりの人でした。
兄弟もいたので、自分一人に向けられることが少なかったのが幸いしたかもしれません。
あ〜、また怒ってるなぁ、とほとんど受け流していましたので、自己肯定感も阻害されることもなかったように思います。
著者も、「怒り」はもともと人間に備わった仕組みなので怒ってもいい、と述べています。
大切なのは、怒ったことで親自身が「私はダメな親だ」と落ち込まないこと。
えっ?怒ったことを反省したほうがむしろ良い親なのでは?、と思いがちですが、違うのだそう。
親の自己肯定感が低いと、それが子どもにも伝わり、子どもの自己肯定感も低くなってしまうとのこと。
あと、子どもの人格を否定するような怒り方をしないことも大事ですね。
「ダメな子ね」「◯◯ちゃんなんていらない」など。

子育て1年生

親というものは、子育てに関していつでも1年生だなぁ、と常々感じています。
新生児期、幼児期、どうしていいかわからずオロオロ。
手がかからなくなってきた小学生、中学生になっても、その時期毎に新しい問題が発生し、どうしたらいいのか迷います。
著者のように育児書を読んで事前知識を得ておく、あるいは、目指したい子育てを実践された方の著書を読んで、ある程度子育てのシュミレーションしておくと、少しは心に余裕のある子育てができるのかな、と思う今日このごろです。

さて、著者の河村京子さんは母学アカデミーを立ち上げ、学長をされています。
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