これが理想!/『自分から勉強する子が育つお母さんの習慣』レビュー

子どもが自分から勉強してくれたら、そんな楽なことはないですよね。
『1日10分で大丈夫!』と吹き出しの付いたこちらの本、大いなる期待を持って読んでみました。

著者は、東京、神奈川で『理数系専門塾エルカミノ』という少人数制学習塾の代表をされている方。
大手学習塾で御三家中学コースを担当し、フリー講師に転身後、目白で学習塾を開業。
2017年7月現在で、東京都内に6校、神奈川県に2校の計8校に展開されています。

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ピグマリオン効果とゴーレム効果

初めて聞く用語でした。
ポジティブなことを言って子どもに期待しているとそれに反応してどんどん伸びていくことを心理学用語でピグマリオン効果。
反対に、否定的なことを言って「どうせ、ダメなんだろうな」と期待しない態度で接していると、それに対応してどんどんだめになっていくことをゴーレム効果というのだそう。

じゃあ、ポジティブなことをどうやって言ったら良いのか?
親が期待していることをどうやって表現したらよいのか?

  • 大げさに喜んであげる。
  • 「すごいじゃない」と言ってニコニコする。
  • ハイタッチをする。
  • どんどん花マルをあげる。(小さな花マルではなく、大きな花マルを)
  • 小さなことでも「新しくできたこと」「成長したこと」を褒めてあげる。
  • 子どもが関心を持ったことは、親も素直に感動したり、感心したりする。

こうやって期待をかけてあげて、子供が勉強を好きになるように、ちょっと手助けをしてあげる。

  • スポーツなどのニュースで頑張っている選手を見たら、「すごく努力してるね」「お母さんも負けないように明日からがんばろう」と言って、頑張ることが大事というメッセージを刷り込む。
  • 「本を読むのって楽しいなぁ」と常に言って「何かを知ったり、学んだりすることは楽しいんだ」というマインドを育てる。
  • 起床時間、登校時間、テレビを見る時間を決めて、勉強も決まった時間に声をかける。
  • 子どもの素朴な疑問を一緒に調べて、知ることの楽しさを親子で共有する。

なるほど。
日々のちょっとした心掛けが大事なんですね。

算数を得意にする

話は飛びますが、中学受験で合否を分けるのは、算数の点数なのだそう。

御三家中学の一つ、開成中学校の入試結果(平成26年度)です。

  合格者の平均点 受験者の平均点
算数 61.9 49.8
国語 46.4 39.3
理科 60.0 54.8
社会 61.8 58.7

算数のみが10点以上の差がついています。
学校によっては、算数以外の残り2〜3科目の合計が算数の点差に匹敵するくらい大きな差がつきます。
つまり、算数ができる子は合格しやすく、不合格の子は算数ができていない、というわけです。

知りませんでした。
まずは、算数を得意にしてあげなければいけないですね。

好きだから得意になるのではなく、得意だからどんどん好きになっていく。
これが正しい順番のように感じます。
小学校低学年の子どもが、たまたま計算が速くて親や先生から「◯◯ちゃんは計算が速いね」とほめられる。
すると、その子は「自分は計算が得意なんだ!」という感覚を持って、さらに計算をやりたくなっていく。
「子どもを勉強好きにさせるコツ」があるとすれば、それは「得意なんだ!」という感覚をできるだけ早く植えつけることだと私は思います。

著者がオススメするのは、『ドラえもんの学習シリーズ』

マンガで読んで少し知っている、という状況を作っておく。
すると、授業で習った時に、「知ってる!」「聞いたことがある!」となり、「得意」という感覚に繋がりやすいそう。
算数を先取りしてあげることで、得意意識を育ててあげることが良いのですね。

こちらの本、算数だけでなく理科、社会、国語の各科目の勉強法も詳しく解説されています。
また、小学生から中学生まで親がどんな関わり方をすれば良いかもアドバイスされています。

子どもが自分から勉強する子になるアドバイスは、そんなに上手くいくのかなぁ、という印象もありますが、折に触れて読み返して、その時々に合ったヒントを貰いたい本でした。

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