アナウンサーという仕事/『チームで輝ける生き方』レビュー

元日本テレビアナウンサーの森麻季さん。
初めての著書ということで、結婚、離婚の話が書いてあるのかな?と読んでみました。

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THEイイ子

見るからに性格が良さそうな森麻季さん。
根っからのいい人っているんですね。
いい子過ぎて小学校では浮いた存在だったかも、と著者。
それで、地元の小学校に行くのが嫌で東京の私立中学へ。
そして青山学院大学へ進学し、ミス青山になり、学生の頃から『サンデーモーニング』の学生モニターに選ばれ、日本テレビにアナウンサーとして採用。
小学生から希望していたアナウンサーに、順風満帆の人生、というように感じました。

結婚、離婚、そして再婚

でも、結婚はそうはいかなかった。
読売ジャイアンツの澤村拓一さんと結婚後、離婚されています。
アナウンサーの仕事をきっぱり辞めて結婚したのに、何故離婚してしまったのか?
姉さん女房として野球選手を支えていくにはぴったりな人に見えたのに、何故?
この疑問は、解消されないまま。

これからは人生をかけて彼をアシストしていく。
そう意気込んで臨んだ結婚生活でしたが、結果的には1年5カ月で終止符が打たれました。
結婚してみないとわからないことはたくさんある。
それが、私が結婚生活から学んだ最大の教訓です。
それから、離婚は結婚の10倍たいへんといわれますが、身も心もボロボロになって、離婚から半年間は、どうやって毎日過ごしていたのかよく覚えていません。
(略)
週刊誌にあること、ないこといろいろ書かれたのもつらかった。
電車の中吊りに自分の名前があるのを見るのが嫌で、一時期は出歩くこともできなくなりました。
なにより離婚をしたことで、結婚を選んだ自分の選択が間違っていたと証明されてしまったことが、いちばんショックだったかもしれません。
自分が決めたことで不幸になるとしたら、この先何を信じていけばいいのかわからないじゃないですか。

2017年2月に再婚されて、再び幸せを掴んだ著者ですが、まだまだ初婚の辛い経験は、ここまでしか語れないんですね。
お相手のことを少しでも書けば、変な憶測を呼んでしまうかもしれないし、人のことを悪く語れない著者だからこそ、書けなかったのかもしれませんね。

寒さ対策

トランプ大統領の就任式の現地リポートのエピソードで気になったところが。

前日まで穏やかで暖かい日が続いていたのに、この日は一転して氷雨がぱらつき凍えるような寒さです。
ここでも箱根駅伝の中継で培った防寒対策のノウハウが生きました。
日本から持参した登山用のインナー「もちはだ」をヒートテックの肌着の上に着て、その上にタートルネックのセーターを重ね、使い捨てカイロを背中、腰、お腹に2枚ずつはり、モンクレールのダウンジャケットを着る。
下はコーデュロイのパンツの下に、これも「もちはだ」のタイツを履き、厚手の靴下で足先を冷えから守ると、さらに、防水のムートンブーツの中にもカイロを入れました。

「もちはだ」って?
これ↓のことかしら?

ババシャツじゃないですか!?
違ってたらゴメンナサイ。
華やかな笑顔の下に、こんな華やかじゃない下着を着てるって、言わなかったほうが良かったんじゃ?
著者の、実直な性格がここでも現れていますね。

生放送の進行役

『ウェークアップ!ぷらす』のメインキャスターを勤める森麻季さん。
こちらの本では、アナウンサーの仕事をこなすにあたり、ディレクターからどんなに厳しいことを言われても、生理が止まるようなどんなに厳しい状況に置かれても、「自分の成長に役に立った」と一貫して感謝の言葉を述べているのですが、次のエピソードだけは、「グッと我慢」と書かれていて笑ってしまいました。

政治家には共通して、話が長いというキャスター泣かせの特徴があります。
とくに印象に残っているのが、2015年に行われた民主党(当時)代表選の候補者、岡田克也さん、細野豪志さん、長妻昭さんの3人がそろって出演したときです。
それぞれひととおり話をしてもらってCMに入ると、まず細野さんが、「僕は岡田さんほどしゃべっていない。不公平じゃないか」と文句を言いはじめました。
それを聞いて長妻さんも、「僕ももう少し言いたいことがある」と辛坊さんに猛アピールを始めます。
(略)
エンディングの前も、辛坊さんがCM中に、「最後に順番に話をうかがいます。ひとり40秒ぐらいでまとめてくださいね」と釘を刺し、私も、「あと3分で番組終わっちゃいますから時間厳守でお願いします」と、やんわり念を押したにもかかわらず、始まったら細野さんがいきなり1分半ぐらいしゃべるのです。
さらに、次の長妻さんも優に1分を超えて話し続けたので、最後の岡田さんのときは10秒くらいしか残っていなくて、実に後味の悪い終わり方になってしまいました。

華やかに見えるけど、決して楽じゃないアナウンサーというお仕事。
著者は、たとえメインキャスターであってもアシストが大事、と裏方での努力を包み隠さず語っています。
アナウンサーになりたいな、と憧れる女子学生向けに良い本です!

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