ソニー創業者が考える育児とは?/『子どもは育て方しだい』レビュー

社会で通用する子どもに育てたい、親なら誰もが望むことですよね。
ソニー創業者の井深大さんが書かれた本に何かヒントがないかしら?と読んでみたこちらの本。

井深大さんは、早稲田大学理工学部卒業しサラリーマンをされた後、盛田昭夫氏とともにソニーを創業、1997年に亡くなられています。
こちらの本は、1995年に刊行された本を復刊したものです。

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母との子のスキンシップが脳を育てる

著者は、いろいろな書籍や歴史上の人物の子育てを研究し、子育てを考察しています。
中でも驚いたのが、ジョゼフ・チルトン・ピアス氏の著者『マジカル・チャイルド育児法』からの引用として紹介されたウガンダの赤ちゃんのエピソード。

生まれた赤ちゃんは、母親の胸にさげられた吊り帯の中で裸で入れられ、眠るときでさえ母親から離れることなく育てられます。
母親といつもいっしょにいるので、赤ちゃんはいつでもほしいときに乳を飲み、母親も布一枚をとおして赤ちゃんの要求を感じ取り、応じているそうです。
こうして生まれ育つウガンダの赤ちゃんは、これまでどこでも観察されたことのないような赤ちゃんだったのです。
かれらは生後二日めには、前腕を支えてやるだけでまっすぐおすわりができます。
また、生後六週から七週めの赤ちゃん三百人を調べたところ、全員が上手にハイハイし、自分でおすわりをしたそうです。

子どもが生まれる前に読みたかったなぁ、とつくづく。
親はいつでも子育て1年生なので、本で予習しておくことは大事だな、と改めて感じました。

著者は、胎児は、既に驚くべき能力がある、”生まれた瞬間”こそ、幼児教育にとっていちばんたいせつな時期だ、と力説しています。
そして、0歳は人づくりに最も大事な時期だ、と。

パターン教育

著者は、子どもの能力を伸ばす早教育として、パターン教育を薦めています。

私は二十年まえから、子どもはパターンとしてものごとを受けとめている、いいかえれば、子どもはパターン認識をしていると主張してきました。
私が子どものパターン認識に最初に注目したのは、孫の遊び相手をしていたときでした。
まだろくに言葉もしゃべれない年齢の孫が、わたしのマンションから見えるネオンサインを一つひとつ指しては、「あれは日立」「あれはトヨタ」など字やマークを見ただけで、片っ端からいい当てるのにびっくりしてしまったのです。

そして著者は、赤ちゃんのパターン認識能力に合ったパターン教育の材料のひとつとして漢字をとりあげた漢字教育を紹介しています。

美輪子ちゃんのご両親が、私のこうしたパターン教育に対する考え方に賛同して、美輪子ちゃんの漢字教育をはじめたのは、美輪子ちゃんが一歳三ヶ月のときのことです。
それから九ヶ月後、美輪子ちゃんが満二歳になったときには、百四十四枚の漢字カードのうち、九十七枚は確実にわかるようになり、新聞やテレビで知っている漢字を探し出して読むのが、楽しい遊びのひとつになっていました。

幼児がパターン認識能力に優れていること、私も子育てをして感じました。
我が息子くんはカルタが大好きで、平仮名が読めないにも関わらず、大人を凌ぐスピードでカルタを取るので私や祖父母をびっくりさせていました。
でも、平仮名が読めるようになって、平仮名でカードを探すようになってから、そのスピードが失われてしまいました。
息子くんは、平仮名が読めない頃はカードに書いている絵で認識していたんですね。
パターン認識能力は、教育を受けることによって、どんどん失われちゃうのかな?と感じているところです。

社会に通用する子に育てるヒントを求めて読んだ本でしたが、胎教、幼児教育に関する本でした。
将来的にパターン認識教育がどのように役立つのか、前述の美輪子ちゃんがどんな大人になったのか、が分からなかったので星3つとさせていただきました。
でも、子育て前の、妊娠中のお母さんが胎教の可能性を知るために読む本としてはイイ本だと思います!

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